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国立市にある歯医者、ようこう歯科です。
「虫歯になった歯って、自然に治るの?」と疑問に思ったことはありませんか?実は、歯は骨や皮膚とは異なり、一度失われると自然には元に戻らない組織です。ここでは、歯の再生力の限界と、歯科治療における修復と治癒の違いについて分かりやすくお伝えします。
歯は主に「エナメル質」「象牙質」「歯髄」の3層で構成されています。最も外側にあるエナメル質は、人体の中でもっとも硬い組織で、細菌や刺激から歯を守る役割を担っています。その内側にある象牙質はエナメル質よりもやわらかく、虫歯が進行しやすい部位です。さらに中心部にある歯髄には血管や神経が通っており、歯に栄養を届けています。

骨は折れても細胞が活発に働いて修復されますし、皮膚も傷ができれば自然にふさがります。しかし歯のエナメル質は、形成が完了すると細胞がなくなってしまうため、一度削れたり欠けたりしても自力では再生できません。象牙質はごくわずかに自己修復する能力がありますが、虫歯の進行スピードには追いつけません。歯が削ったら戻らないといわれるのはこのためです。

治癒とは、体が本来持っている回復力によって、傷ついた組織が元の状態に近い形で戻ることを指します。例えば、抜歯後の歯肉や骨が時間をかけて回復するのは治癒の一つです。歯周病で炎症を起こした歯肉は、治癒が可能です。
修復とは、失われた歯の組織を詰め物や被せ物などの材料で補い、機能を回復させることです。虫歯で溶けたエナメル質や象牙質は自然には戻らないため、レジンやセラミックなどの材料で穴を埋める形で対応します。修復は失った組織そのものを再生しているわけではなく、あくまで機能と見た目を補っているという点が治癒とは異なります。
虫歯治療で歯を削って詰め物をする、歯を失ってインプラントやブリッジで補うといった処置は、いずれも修復にあたります。歯科治療は体の自然な回復を待つのではなく、人工的な材料や装置を使って機能を取り戻すことが中心です。だからこそ、治療前の段階で歯をいかに守るかが非常に重要になります。

歯は一度失われると元には戻らないからこそ、予防が何より大切です。毎日の歯磨きに加え、フロスや歯間ブラシで汚れをしっかり落とすこと、そして定期的に歯科医院でクリーニングや検診を受けることが、歯を長持ちさせる基本です。虫歯や歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどないため「痛くなってから行く」では手遅れになることも少なくありません。
近年、歯科分野でも再生医療の研究が進んでいます。歯髄に含まれる幹細胞を利用して、失われた歯の組織を再生しようとする試みが国内外で進行中です。将来的には歯を丸ごと再生する治療法が確立する可能性も研究されています。ただし、現時点ではまだ実用化には至っておらず、今の私たちにできる最善策は、やはり「歯を失わないようにすること」です。
歯のエナメル質は一度失うと自力では再生できず、歯科治療のほとんどは修復、つまり人工的に補う処置です。骨や皮膚のように自然に治る組織とは異なる歯だからこそ、日頃の予防と早期発見が何よりも重要です。ようこう歯科では、定期検診やクリーニングを通じて、患者様の歯をできる限り長く守るサポートをしています。「最近歯医者に行っていない」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。
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【この記事の監修者】
国立市ようこう歯科 院長 影向 雅典(歯科医師)
日本歯科大学新潟生命歯学部卒業後、青森県・神奈川県の医療法人にて勤務。2003年より国立市の歯科医院に勤務し、院長・理事を歴任。2007年にようこう歯科を開院。日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医として、一般歯科から口腔外科・インプラントまで幅広い診療に対応。「患者様一人ひとりと真摯に向き合う歯科医療」を理念に、丁寧な説明とわかりやすいコミュニケーションを心がけている。
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