口臭と歯周病は表裏一体?正しいケアで予防しよう

こんにちは。くにたちしの「ようこう歯科」です。
今日は、歯周病と口臭の対策についてお話したいと思います。

歯周病は、歯周組織(歯肉、歯槽骨、歯根膜)に炎症が起こる病気です。歯周病の進行により、歯がぐらぐらしたり、抜けてしまったりすることがあります。

目次

歯周病と口臭の関係

気になる口臭(イラスト)

歯周病は、口臭の原因としても知られています。

歯周病の原因となる歯垢や歯石は、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物(VSC)を発生させます。VSC の種類や量によって、口臭の臭いは異なります。

具体的には、次のようなものが口臭の原因となります。

口臭の原因
  • メチルメルカプタン:腐った玉ねぎのような臭い
  • 硫化水素:腐った卵のような臭い
  • ジメチルサルファイド:生ゴミのような臭い

また、歯周病が進行すると、歯周ポケットが深くなり、歯垢や歯石が取り除きにくくなります。そのため、口臭がより強くなる傾向があります。

歯周病による口臭は、本人よりも周りの人の方が気づきやすいものです。そのため、口臭を自覚していない人も少なくありません。

歯周病と口臭の対策

歯周病による口臭を予防するためには、次のようなことに気をつけましょう。

毎日の口腔ケアを徹底する

歯周病の予防には、毎日の口腔ケアが欠かせません。歯磨きでは、歯ブラシを使って歯垢を取り除きましょう。また、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯ブラシが届きにくい歯間や歯周ポケットの歯垢を取り除くのも大切です。

歯ブラシのイメージ
歯磨きのポイント

歯磨きの際は、次のポイントを押さえましょう。

  • 歯ブラシは、毛先が柔らかく、毛丈が短いものを選ぶ。
  • 歯磨き粉は、研磨剤の量が少ないものを。
  • 歯磨きは、上から下、奥から手前、内側から外側の順に行う。
  • 歯磨きの時間は、1回3分以上。
デンタルフロスや歯間ブラシの使い方

デンタルフロスや歯間ブラシは、歯ブラシでは届きにくい歯間をきれいにするために使用します。

デンタルフロスの使い方
  1. デンタルフロスを数センチほど出し、U 字型に曲げる。
  2. 歯と歯の間を、フロスを歯肉と平行になるように押し込む。
  3. フロスを歯と歯の間を滑らせながら、歯垢を取り除く。
歯間ブラシの使い方
  1. 歯間ブラシの毛先を、歯と歯の間に当てる。
  2. 歯間ブラシを軽く上下に動かして、歯垢を取り除く。

定期検診・クリーニングを受ける

歯周病の進行を早期に発見するためには、定期的な歯科検診・クリーニングが大切です。
歯科医師や歯科衛生士が、歯垢や歯石を除去し、口腔内を清潔に保ちます。

タバコを吸わない

タバコは、歯周病の原因となる細菌の増殖を促進します。
また、タバコの煙は、歯肉を傷つけ、歯周病の進行を早めます。

その他

その他にも、以下のことに気をつけることで、歯周病と口臭の予防につながります。

  • バランスの良い食事を心がける
  • 十分な睡眠をとる
  • ストレスを溜めない

まとめ

歯周病と口臭は、密接な関係があります。歯周病を予防するためには、毎日の口腔ケアを徹底し、定期的な歯科検診・クリーニングを受けるようにしましょう。

ようこう歯科では、皆さまが歯周病にならないための「予防」を全力でサポートしています。
日曜日も診療しておりますので、ぜひお気軽にご来院ください。

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