歯科フッ素とPFASの違いを知って、正しい予防を!

こんにちは!国立のようこう歯科です。

近年、「有機フッ素化合物PFAS」が水道水に混入しているというニュースが話題になり、その影響について多くの方が不安を感じていることでしょう。特に、妊娠中の女性にとっては、自分とお腹の赤ちゃんの健康を第一に考えるため、このような情報に敏感になられるのは当然です。
実際、当院にも「PFASが危険なので、フッ素を塗らないでほしい」と心配される患者様がいらっしゃいました。

このような懸念にお答えするため、今回は歯科で使用するフッ素と PFASの違いについて詳しくお伝えします。

目次

PFASとは何か?

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PFASは、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物のこと指します。

工業製品で広く使用されている化学物質で、耐熱性や耐水性に優れているため、調理器具や衣類、食品包装など多くの製品に利用されています。しかし、PFASは環境中で分解されにくく、土壌や地下水に残ったPFASが、河川や湖を経て水道水に混入してしまうことが問題視されています。そして、PFASが体内に入ると人体に蓄積してしまうため、健康への影響も懸念されています。

歯科で使用されるフッ素との違い

歯科用フッ素の原料となる天然の岩石「蛍石」
歯科用フッ素の原料となる天然の岩石「蛍石」

一方、歯科で使用されるフッ素は、自然界に多く存在する物質であり、多くの食品にも含まれほとんどの歯磨き粉でも使用しています。PFASとは全く異なるものであり、安全性が確立されています。歯科用フッ素は、虫歯予防に非常に効果的で、歯のエナメル質を強化する役割を果たします。定期的にフッ素を塗布することで、虫歯の発生を大幅に抑えることができます。

妊娠中のフッ素使用は安全

妊婦さんイラスト

妊娠中の女性がフッ素使用を心配されるのは自然なことですが、歯科用フッ素は安全な量で使用されており、胎児や母体に悪影響を与えることはありません。むしろ、妊娠中はホルモンの影響で歯周病のリスクが高まるため、フッ素塗布は母子の健康を守る重要な手段となります。

フッ素を使った予防歯科の重要性

フッ素効果のイメージ

歯科医院では、虫歯予防のためにフッ素を使った処置が一般的に行われています。この処置は、特に虫歯リスクが高い方にとって非常に効果的です。フッ素を使ったケアは、小さなお子様からご年配の方まで幅広く適用でき、定期的なフッ素塗布が健康な歯を維持するために重要です。

安心して治療を受けてください

当院では、患者様一人ひとりの健康を最優先に考え、安心して治療を受けていただける環境を提供しています。もし何か心配なことがあれば、いつでもご相談ください。私たちは皆さまの健康を守るため、最善のケアとサポートをお約束します。

国立市のようこう歯科へお越しの際は、googleマップもご参考ください。
https://g.co/kgs/RKpQhXy

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