もう痛くない！歯医者さんが教える、はじめての方のためのクリーニング講座

こんにちは。国立市ようこう歯科です。

今回は、多くの患者さんからご質問いただく「歯のクリーニングの痛み」について、詳しくご説明させていただきます。

クリーニングって、実際どんな治療？

歯のクリーニング（PMTC：専門的機械的歯面清掃）は、歯科衛生士が専用の器具を使って、歯の表面に付着した歯垢や歯石を丁寧に取り除いていく処置です。歯ブラシだけでは取りきれない汚れを、プロの技術で除去していきます。

普段の歯磨きでは届きにくい場所や、頑固な着色汚れもクリーニングでは確実に除去することができます。
特に歯と歯の間や歯ぐきとの境目は、歯周病や虫歯の原因となる細菌が溜まりやすい場所です。これらの
部分を専門的に清掃することで、お口の健康を維持することができます。

当院では、より快適なクリーニングを実現するため、最新のエアフロー技術も導入しています。エアフローは、水と超微細なパウダーを歯面に吹きかけることで、タバコやコーヒー、紅茶などによる着色汚れを効果的に除去できる新しいメンテナンス方法です。従来の方法では取りにくかった詰め物や被せ物の隙間まで清掃することができ、施術後は汚れが付きにくくなるという特長があります。
ただし、これは本来の歯の色を変えるものではなく、あくまでも付着した汚れを除去する処置です。基本的に痛みを伴うことは少ないのですが、歯の状態によって軽い知覚過敏を感じる場合もあります。

痛みについて、正直にお答えします

結論から申し上げますと、多くの方は「思ったより痛くない」とおっしゃいます。ただし、歯や歯ぐきの状態によって、個人差があるのも事実です。特に知覚過敏のある方、歯ぐきが腫れている方、歯石の付着が多い方は、多少の痛みを感じる可能性があります。
しかし、これらの状態であっても、当院では痛みを最小限に抑える工夫を行っています。

当院での痛みへの配慮

まず、施術前に歯や歯ぐきの状態を丁寧に確認します。

レントゲン写真や口腔内カメラを使用して、お口の中の状態を詳しく診査いたします。特に敏感な部分があれば、そこから処置を始めることはありません。

痛みを感じやすい方には、必要に応じて表面麻酔を使用することもできます。また、超音波スケーラーの振動が気になる方には、手用の器具を使用するなど、患者さんの状態に合わせて器具を選択いたします。

施術中も、常に患者さんの様子を確認しながら進めていきます。少しでも不快感を感じられた場合は、遠慮なくお申し出ください。すぐに処置を中断し、痛みの少ない方法に変更いたします。

クリーニングの具体的な流れ

クリーニング後の効果を実感

クリーニング後は、歯がツルツルになったことを舌で感じていただけます。
見た目も白く清潔になり、お口の中がさっぱりとした爽快感があります。

定期的なクリーニングの実施により、様々な効果が期待できます。

継続的なケアの重要性

クリーニングは、3ヶ月に1回程度の定期的な受診をお勧めしています。
これは、歯石が付着するスピードや、歯周病菌が増えるサイクルを考慮した間隔です。

定期的なクリーニングにより、お口の中を清潔に保ち、将来的な歯のトラブルを予防することができます。

心配な方は、まずご相談を

「痛みが心配」「どんな施術なのか不安」という方は、まずはご相談にいらしてください。

実際の器具をお見せしながら、詳しくご説明させていただきます。また、お試しとして部分的なクリーニングから始めることも可能です。

当院では、患者さま一人一人の状態に合わせて、無理のない治療計画を立てています。

クリーニングを通じて、皆様の健康的で美しい歯を保つお手伝いをさせていただきます。
どうぞお気軽にご相談ください。