最近増えている『顎関節症』あなたは大丈夫ですか?

今回は顎関節症(がくかんせつしょう)についてのお話です。
名前を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、日々診療していると兆候のある方が多いと感じます。

口を開けたときや閉じる時、耳の前あたりがカクっと音が鳴ることはありませんか?
実はこれは顎関節の中の関節円板という組織がズレたり、あごの骨で押しつ潰されている音なのです。

悪化すると口が開きにくくなったり最悪の場合、骨と関節が固まって開けられなくなったりすることもあります。

顎関節症の症状

  1. あごに痛みがある
    あごを動かしたときにあごの関節頬にある咀嚼筋に痛みを感じる。
  2. 口が大きく開けられない
    指を盾に揃えて2本以下しか入らないと要注意。
  3. あごを動かすと音がする
    口を開けたりものを噛んだりする時、「カクン」「ミシミシ」といった関節の雑音がする。
全身に現れる症状
  • めまい
  • 顔面痛
  • 頭痛
  • 歯の痛み
  • 耳鳴り
  • 目の疲れ
  • 首・肩・背中の痛み
  • 肩こり
全身に現れる症状

あご周辺だけでなく、全身の色々な箇所に症状が現れる事もあります。

あごのストレッチ

顎関節症の予防には『あごのストレッチ』が効果的です。
次の手順で、ストレッチを1日数回繰り返してください。

STEP
指を縦に3本揃えて口の中へ入れる

縦に入らなければ斜めでも良いです、無理をしないようにして下さい。

STEP
1分間保持

あごがちょっと痛いところで1分間保持します。
できなければ20秒くらいから始めてください。

STEP
閉じる

指を出して、ゆっくり閉じてください。

予防を心掛けましょう

生活習慣(悪い姿勢や頬杖など)やストレスによるくいしばりも原因となります。

顎関節症は昔よりも増えているとも言われていますので、ストレス社会の中の生活習慣病とも言えるのかもしれませんね。また、現代人の顎の細さも影響しています。

歯科では、重症であれば顎関節のオペもしますが、ほとんどは生活習慣の指導・投薬が中心です。必要であれば噛み合わせのバランスをとる治療を行います。歯だけではなく首、背骨、筋肉などのバランスも非常に重要です。

普段からストレッチや適度な運動で身体の健康を保って、顎関節症の予防を心掛けましょう。

国立市のようこう歯科へお越しの際は、googleマップもご参考ください。
https://g.co/kgs/RKpQhXy

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