痛みの原因はこれかも?歯根破折の症状と治療法

こんにちは!国立駅徒歩8分の所にある、ようこう歯科です。

歯科治療の中でも特に厄介な問題の一つが「歯根破折(しこんはせつ)」です。
歯根破折とは、歯の根っこが割れることを指し、痛みや感染を引き起こす可能性があります。

この記事では、歯根破折の原因、症状、診断方法、そして治療法について詳しく解説します。

目次

歯根破折の原因

歯根破折イメージ

歯根破折の原因は様々ですが、主に次のような事が挙げられます。

歯根破折の原因
  • 外部の衝撃
    スポーツや事故などで強い衝撃を受けた場合、歯の根っこが割れることがあります。
  • 咬合力
    歯ぎしりや食いしばり、硬い食べ物を頻繁に食べることが原因で、歯に過度な力が加わり、歯根が割れることがあります。
  • 治療歴
    大きな虫歯治療や根管治療を受けた歯は、構造が弱くなっているため、歯根破折のリスクが高まります。
  • 加齢
    年齢とともに歯の構造が脆くなるため、歯根破折のリスクが増します。

歯根破折の症状

歯が痛い・イメージ

歯根破折の症状は、初期段階では気づきにくいことが多いです。
しかし、進行するにつれて次のような症状が現れることがあります。

痛み

咬むときや噛んだときに痛みを感じることがあります。特に硬いものを噛んだときに強い痛みが出ることが特徴です。

腫れ

歯茎や顔の一部が腫れることがあります。これは、歯根破折が原因で感染が広がった場合に起こります。

歯の動揺

歯がぐらぐらと動く感じがすることがあります。これは、歯根が割れているために歯の安定性が失われているためです。

膿の排出

歯茎から膿が出てくることがあります。これは、感染が進行していることを示しています。

歯根破折の診断

歯根破折・レントゲンイメージ

歯根破折を診断するためには、歯科医の専門的な検査が必要です。
一般的には次のような方法が用いられます。

視診

目視で歯の状態を確認します。割れ目や変色が見られる場合、歯根破折の可能性があります。

触診

歯を軽く叩いたり押したりして、痛みや動揺を確認します。

X線検査

歯の内部を確認するためにX線を撮影します。歯根に亀裂があるかどうかを確認することができます。

CTスキャン

より詳細な画像を得るためにCTスキャンを行うこともあります。これにより、歯根の状態を三次元で確認することができます。

歯根破折の治療法

歯科治療・イメージ

歯根破折の治療法は、破折の程度や位置、患者の全体的な口腔内の状態によって異なります。
以下に一般的な治療法を紹介します。

歯根破折:一般的な治療法
  • 保存療法
    破折が小さい場合や歯の根っこが比較的安定している場合は、クラウンやブリッジなどを用いて歯を保護し、痛みや感染を防ぐことができます。
  • 根管治療
    歯の神経や血管を取り除き、根管を清掃・消毒してから詰め物をする治療法です。これにより、感染を防ぎ歯の保存を図ります。
  • 抜歯
    破折が大きく、歯を保存することが難しい場合は、歯を抜くことが必要になります。抜歯後は、インプラントやブリッジなどの補綴治療が行われることが一般的です。
  • 外科的治療
    一部のケースでは、破折部分を切除し、歯の一部を残すための外科的な処置が行われることがあります

予防方法

口腔ケア・イメージ

予防には次のような対策が有効です。

歯根破折を予防するために・・・
適切な口腔ケア:

毎日のブラッシングやフロスをしっかりと行い、虫歯や歯周病を防ぐことが重要です。

定期検診:

歯科医院での定期的な検診を受けることで、早期に問題を発見し対処することができます。

咬合力のコントロール:

歯ぎしりや食いしばりの習慣がある場合は、マウスピースなどを使用して咬合力をコントロールすることが推奨されます。

適切な食生活:

硬い食べ物を避け、バランスの取れた食事を心がけることで、歯の健康を維持することができます。

まとめ

歯根破折は、痛みや感染を引き起こす可能性のある深刻な問題です。しかし、早期に発見し適切な治療を受けることで、歯を保存することができる場合もあります。

歯の痛みや違和感を感じたら、早めに歯科医院を受診し、専門的な診断と治療を受けることが大切です。

当院では、経験豊富なスタッフが患者様の口腔健康を守るため、最善の治療を提供しております。お気軽にご相談ください。

国立市のようこう歯科へお越しの際は、googleマップもご参考ください。
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