歯周病は放っておくと歯を失う怖い病気です。

今回は歯周病についてのお話です、以前は歯槽膿漏(しそうのうろう)などと呼ばれていましたね。
歯周病は歯茎が単に腫れてしまうだけでなく歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。

日本の古い歌にも詠まれているものがあり、昔の人も歯周病で悩んでいたようです。

歯が抜けるイラスト。隣の歯2本は驚いている様子。
ぐらぐら・・・

現代では、非常に有能な歯ブラシも多い為もっと改善されていい筈ですが、その分、食の欧米化・繊維質ではない柔らかい食べ物の普及により、発症の頻度としては多くなっていると思われます。(ペットも人間の食べ物によって虫歯や歯周病が増えているようです。)

歯周病というのは実は感染症で、発症した歯の隣の歯だけではなく、食卓を囲んでいる他の人達にもうつります。怖いですね。もっとも人それぞれ抵抗力や口の中の自洗能力は異なるので菌がうつっても発症までいかない場合もありますが、仮に歯周炎になってもほとんどが自覚症状はないので注意が必要です。
自分で気付いた時には手遅れという事も…。

原因はブラッシング不足だけではなく、強い食いしばりや口呼吸、喫煙など様々です。
その為、治療するにあたり生活習慣をお聞きすることもあります。

歯周病

  • 歯垢・歯石が溜まり歯周病菌が繁殖。
  • 歯肉が炎症を起こし赤く腫れる。
  • 歯を支える歯槽骨が溶ける。
歯の断面イラスト。歯垢・歯石、歯周ポケット、歯肉の腫れ・出血、歯槽骨が溶ける説明。また、健康な歯肉、健康な歯槽骨を右のイラストと左のイラストで比較説明している。
こんな症状ありませんか?

・歯茎が腫れている。
・歯茎から出血する。
・口臭がする。
・歯がグラグラする。

自覚症状がなくても定期検診を受けましょう。

治療と予防

女性が口を開けて治療を受けている写真
治療と予防

治療と予防法は基本的に、歯科衛生士による徹底的なクリーニングです。重度であれば手術が必要な事もありますが、当院では歯科衛生士の頑張りによって最近は手術が必要な場面がほとんどなくなってきていす。

ただ身体の疾患と同じく治療には回数がかかることもあります。また治った後の定期検診も重要です。当院では確実に改善していく為に1回45~60分間しっかり治療を行っています。個々の症状に合わせたケアの指導も行い、患者様との連携で治療を進めていきます。衛生士が担当制なのもそのためです。

頑張って一緒に歯周病を治療・予防していきましょう!

国立市のようこう歯科へお越しの際は、GoogleMAPも参考にしてください。
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