騙されないで!歯の痛みを悪化させるNG行為

こんにちは!国立市にある、ようこう歯科です。
今日は、強いお酒で歯の痛みを抑まるのか?を解説します。

歯の痛みは、誰にとっても辛い経験ですよね。突然歯が痛くなった時の参考にしてください。

目次

強いお酒で歯の痛みは本当に治まるのか?

歯の痛みは、誰にとっても辛い経験ですよね。虫歯や歯周病、外傷など、様々な原因で起こります。夜中に突然痛んだり、食事ができないほど痛くなったりすると、本当に困ってしまいますよね。

そんな時、民間療法として「強いお酒で痛みを抑える」という方法が紹介されることがあります。
しかし、これは本当なのでしょうか?歯科医師の立場から、この方法について詳しく解説します。

強いお酒の瓶が並んでいる写真
強いお酒は歯の痛みを抑える?

結論:強いお酒で、歯の痛みを根本的に治すことはできません。

結論から言うと、強いお酒で歯の痛みを根本的に治すことはできません。
むしろ、悪化させてしまう可能性さえあります。

確かに、お酒には一時的に痛みを麻痺させる効果があります。これは、アルコールが脳内の神経を刺激し、痛みを感じる感覚を鈍らせるためです。しかし、これはあくまでも一時的な効果であり、根本的な原因を解決しているわけではありません。

また、お酒を飲むことで血行が良くなります。これは、一見良いことのように思えますが、歯の痛みがある場合は逆効果になる可能性があります。歯の周りには血管が多く、血行が良くなることで炎症や腫れがひどくなり、痛みが増強してしまうのです。

ビールのようなものを飲んで酔っ払っている男性のイラスト

強いお酒で歯の痛みを抑えようとすることのデメリット

強いお酒で歯の痛みを抑えようとすることは、根本的な解決にならないだけでなく、次のようなデメリットもあります。

虫歯や歯周病を悪化させる:

お酒は糖質を含む飲み物が多いです。糖質は虫歯菌のエサとなり、虫歯を悪化させてしまいます。
また、アルコールは歯周組織の炎症を悪化させる可能性もあります。

歯が大学博士のような帽子をかぶっているイラスト。頭の上に×バツマークがある。
脱水症状を引き起こす:

お酒は利尿作用があるため、飲み過ぎると脱水症状を引き起こします。
脱水症状になると、口の中が乾燥し、唾液の分泌量が減ります。
唾液には殺菌作用や抗菌作用があり、虫歯や歯周病の予防に役立ちます。そのため、脱水症状になると虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。

薬の効きを悪くする:

痛み止めなどの薬を服用している場合は、お酒を飲むことで薬の効きが悪くなる可能性があります。

事故やケガのリスクを高める:

お酒を飲むと、判断力や注意力などが低下します。そのため、事故やケガのリスクが高くなります。

歯の痛みがつらいときは?

歯の痛みがつらいときは、無理に我慢せず、早めに歯科医院を受診しましょう。

歯科医院では、痛みの原因を診断し、適切な治療を受けることができます。また、痛みがひどい場合は、歯科医院を受診するまでの間、次の方法で痛みを和らげることができます。

痛みを和らげる為に・・・
  • 患部を冷やす:
    患部を冷やすことで、炎症を抑え、痛みを和らげることができま
    す。
  • 痛み止めを服用する:
    市販の痛み止めを服用することで、痛みを和らげることができます。ただし、用法・用量を守って服用しましょう。
  • うがいをする:
    ぬるま湯でうがいをすることで、口の中を清潔に保ち、痛みを和らげることができます。
歯科医院と痛そうな表情をしている女性のイラスト

まとめ

強いお酒で歯の痛みを抑えることは、根本的な解決にならず、むしろ悪化させてしまう可能性があります。歯の痛みがつらいときは、無理に我慢せず、早めに歯科医院を受診しましょう。

このブログ記事が、皆様の歯の健康を守る一助となれば幸いです。

国立市のようこう歯科へお越しの際は、googleマップもご参考ください。
https://g.co/kgs/RKpQhXy

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次