経過観察中の歯「放置は厳禁!」悪化前に知っておきたい6つのポイント

こんにちは。国立市にある、ようこう歯科です。

皆さんは歯科医院で〝経過観察が必要〟と言われた経験はありませんか?

様子をみましょうと言われたお口の中の状態・・・
一見安心と思えるこの言葉の裏には、実はいくつかの注意点が隠されています。

放置すれば悪化してしまう可能性もある、「経過観察中の歯」について詳しく解説します!

目次

経過観察ってどういう意味?

経過観察とは、虫歯などの歯の状態を定期的に歯科医院でチェックし、進行状況を診ていくことです。
治療の必要がない軽度な状態や、経過を見ながら様子を伺う必要がある場合などに適用されます。

なぜ経過観察が必要なの?

  1. 初期虫歯の自然治癒を促すため:
    ごく初期の虫歯であれば、適切なホームケアによって進行を止め、自然治癒を促すことが可能です。経過観察はその過程を歯科医がサポートします。
  2. 歯を削る量を最小限に抑えるため:
    虫歯の状態によっては、経過観察の方が、歯質を削る量を抑え、健康な歯質を最大限に残すことができます。
  3. 治療のタイミングを見極めるため:
    経過観察を続けることで、虫歯の進行状況を把握し、適切なタイミングで治療を開始することができます

経過観察中の歯を放置するとどうなる?

症状がすすんでしまう

経過観察中の歯を放置すると、次のようなリスクがあります。

虫歯が進行、痛みや歯の神経の死につながる

定期的なチェックを受けずに放置すると、虫歯が進行し、歯の神経に達して激しい痛みを引き起こしたり、神経が死んでしまったりする可能性があります。

歯を失う可能性が高まる

虫歯が進行すると、最終的に歯を失ってしまう可能性が高くなります。

周囲の歯にも影響が出る

虫歯は感染症なので、放置すると周囲の歯にも感染し、虫歯が広がる可能性があります。

経過観察中の歯の適切なケア方法

経過観察中の歯を健康な状態に保つためには、ホームケアの徹底が重要です。

  1. 毎日のブラッシング:
    1日2回、2分以上かけて丁寧にブラッシングしましょう。
    歯間ブラシやデンタルフロスも忘れずに使用してください。
  2. フッ素入り歯磨き粉の使用:
    フッ素は虫歯菌の活動を抑制する効果があります。
  3. 定期的な歯科検診:
    3ヶ月~半年に1回のペースで歯科検診を受け、経過観察を行いましょう。
  4. 生活習慣の改善:
    バランスのとれた食事を心がけ、十分な睡眠をとるようにしましょう。
    また、喫煙や過度な飲酒は控えましょう。

経過観察中にこんな症状を感じたら?

経過観察中に以下の症状を感じたら、すぐに歯科医院を受診しましょう。

  1. 痛み:
    虫歯が進行して、歯が痛むようになった場合は、すぐに治療が必要です。
  2. しみる:
    虫歯が神経に近づくと、冷たいものや甘いものがしみたり、ズキズキと痛んだりするようになります。
  3. 腫れ:
    歯茎が腫れたり、膿が出たりする場合は、炎症が起きている可能性があります。

経過観察から治療へ移行する基準

経過観察から治療へ移行する主な基準は以下の通りです。

  1. 虫歯の進行状況:
    虫歯が大きくなったり、神経に近づいたりした場合。
  2. 痛みの程度:
    痛み止めを服用しても改善しないほどの強い痛みがある場合。
  3. 審美的な問題:
    虫歯が大きく目立つ場合や、歯並びに影響を与える場合
  4. 患者さんの希望:
    経過観察に不安がある場合や、虫歯を早く治療したい場合。

まとめ

経過観察中の歯は、適切なホームケアと定期的な歯科検診で健康な状態を保つことが重要です。
経過観察中に気になる症状があれば、すぐに連絡をください。受診されることをお勧めします。

国立市のようこう歯科へお越しの際は、googleマップもご参考ください。
https://g.co/kgs/RKpQhXy

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