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こんにちは。くにたちしの「ようこう歯科」です。今回はお子様の歯並びについて書いてきます。
近年、子供達の虫歯は以前と比べ減少していますが、逆に歯並びは悪化しているといわれています。確かに遺伝的な影響もあるのですが、実は生活習慣等の影響による問題でもあるのです。
まず、食べ物の変化が大きな原因でしょう。
回数をあまり噛まずに食べられる物が増えて筋肉とそれに伴う骨の発育バランスを崩しているのです。
実際、穀物主体の食生活だった頃の骨には不正咬合はあまり見られません、江戸時代以降、徐々に顎が細くなって近年さらにそれが目立っているようです。
口の周りの筋肉がゆるみ、ぽかんと口を開いている子供も増えています。
赤ちゃんの時に可能であれば母乳で育てると哺乳瓶に比べて吸う力が必要な為、自然と口の周りの筋肉が鍛えられ、その後の歯並びに好影響であると言われています。
また、歯は唇や頬の外側の筋肉と内側の舌の間に生えてきますから、片方の筋肉がゆるんでいたりしても歯並びに影響します。
〇可能であれば母乳で育てる。
〇食事はよく噛むよう習慣づける。なるべく手作りで、野菜など自然とよく噛む食材を使用する。
〇全身の筋肉のバランスを良くする為にも正しい姿勢を習慣づける。
あとは、“クセ”です。たとえば指や鉛筆を噛むクセや、飲み込む時に前歯を舌で押し出すようなクセも歯並びに悪影響を及ぼします。このような悪いクセは早めに直しましょう。
お子様が乳児期・幼児期に正しい生活習慣を身に付けられるよう心掛け、顎や口の周りの筋肉の発育を促し虫歯予防と一緒にきれいな歯並びに導いていきたいですね。
それでも歯並びが悪くなってしまい機能的審美的に気になるようであれば矯正治療が適応となります。
今は大人になってからの成人矯正の場面も増えてきていますが、保険は適用外です。事前に悪いクセを直し、生え変わりまで最小限の治療をする事で、全体の金具をつけた矯正がいらなくなる場合もありますので、お子様の歯並びが気になる方はぜひご相談ください。
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