お口の中を怪我した時の対応方法

国立市にある歯医者、ようこう歯科です。日常生活の中で転んだり、スポーツ中にぶつかったりして、お口の中を怪我してしまうことは珍しくありません。

唇や舌を噛んで出血した、歯が欠けた、強くぶつけてグラグラするなど、症状はさまざまです。中にはそのままにしておくと後遺症が残るケースもあるため、正しい対処と受診が大切です。ここでは、お口の中の怪我の種類や、受傷時に取るべき対応、歯科医院を受診する際の注意点について詳しくご紹介します。

目次

お口の中の怪我の種類

軟組織の怪我

唇や舌、頬の内側などの柔らかい部分を軟組織と呼びます。転倒や噛み合わせの衝撃で傷つきやすく、出血が起こることが多いです。出血量が多いと驚かれる方もいますが、比較的早く止血するのが特徴です。ただし傷が深い、大きい場合には縫合が必要になることもあり、歯科医院や口腔外科での処置が望まれます。

歯の怪我

歯に関する外傷は代表的なものに、破折と脱臼があります。破折は歯が折れたりかけたりすること、脱臼は歯の放っている穴から歯が抜けてしまうことを指します。

骨の怪我

強い衝撃を受けた場合、顎の骨や歯槽骨にまで影響することがあります。顎の骨折は噛み合わせの異常や腫れ、口が開きにくいといった症状を伴い、緊急性が高い外傷です。特に交通事故やスポーツでの激しい衝突では骨折を伴っている可能性があるため、すぐに専門機関での精密検査が必要です。

取るべき対応は?

あごの痛みで悩む患者を診察する女性医師

まずは頭の怪我がないかチェック

口の中を怪我するとそちらに意識が向きがちですが、転倒や衝突をした際には頭部にも衝撃が加わっていることがあります。意識がもうろうとしている、吐き気がある、強い頭痛を伴う場合には、歯科医院よりもまず救急外来の受診を優先してください。命に関わる頭部外傷の有無を確認することが第一です。

問題がないと分かったら歯科受診

頭部に問題がなければ、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。外傷は時間が経つと状態が変化するため、適切な処置のタイミングを逃してしまうことがあります。特に歯の脱落や神経の露出を伴う場合は早期対応が予後を左右します。出血している場合は清潔なガーゼやハンカチを軽く噛んで圧迫止血し、患部をできるだけ触らず安静にして受診してください。

歯科を受診する時の方法

スマートフォンを使う女性の手元

焦っていても事前に電話するとスムーズ

怪我をした時は焦ってすぐ駆け込みたくなりますが、まずは電話連絡をするのが理想です。症状を伝えることで、歯科医院側も準備を整えやすくなります。例えば「歯が折れてしまった」「歯が抜けた」と事前に伝えておけば、レントゲンや応急処置の準備が整い、受診後すぐに対応してもらえます。

チェアが空いていないと待ち時間が発生

急な来院では、診療チェアの空き状況によっては待つこともあります。外傷は時間との勝負になるケースも多いため、可能な限り事前連絡をして優先的に診てもらえるようにすることが大切です。待ち時間の間も止血や冷却といった応急処置を続け、状態を悪化させないようにしましょう。

歯が脱落した時は歯科医院に持参

完全に歯が抜けてしまった場合は、その歯を持って歯科医院に来てください。乾燥を防ぐことが重要で、牛乳や生理食塩水に浸けて持参するのが望ましい方法です。もしなければ口の中(舌の下)に入れて保持しても構いませんが、飲み込まないよう注意が必要です。抜けた歯を適切に保存し、できるだけ早く処置を行えば、再植できる可能性があります。

【まとめ】

お口の中の怪我は出血や痛みで驚きやすいですが、落ち着いて対応することが大切です。まずは頭部外傷の有無を確認し、問題がなければ早めに歯科医院を受診しましょう。特に破折や脱臼は時間が経つほど治療の選択肢が狭まるため、迅速な行動が予後を良くします。

また、受診時には事前に電話を入れることでスムーズに治療を受けられます。万が一歯が抜けてしまった時には、乾燥を防いで持参することが重要です。正しい対応を知っておくことで落ち着いて行動できるようになります。国立の「ようこう歯科」では口腔外科処置の経験が豊富な歯科医師が対応させていただきます。何かございましたら、お気兼ねなく連絡をいただければと思います。

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国立市のようこう歯科へお越しの際は、GoogleMAPも参考にしてください。
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