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こんにちは。国立駅徒歩8分にある、ようこう歯科です。以前のブログで寝不足がお口の健康に与える影響についてお話ししましたが、今回はより具体的に「睡眠中に起こるお口のトラブル」にフォーカスしてお伝えします。
多くの患者様から「朝起きると顎が痛い」「歯が欠けてしまった」といったご相談をいただきます。実は、これらの症状の多くは睡眠中の無意識な行動が原因となっているのです。
睡眠中のお口トラブルには主に3つのパターンがあります。まず、歯ぎしり(ブラキシズム)は、睡眠中に上下の歯を擦り合わせる行動で、「ギリギリ」という音が特徴的です。この歯ぎしりが続くと、歯の摩耗や欠損が進行し、歯の知覚過敏を引き起こすことがあります。さらに、詰め物や被せ物が破損しやすくなり、顎関節にも大きな負担をかけてしまいます。
次に、食いしばり(クレンチング)は音を立てずに強く噛み締める行動のため、本人も家族も気づきにくいという特徴があります。しかし、その影響は深刻で、歯の亀裂や破折を引き起こし、歯根膜炎による痛みの原因となります。また、顎の筋肉が常に緊張状態になることで、頭痛や肩こりといった全身症状にも発展することがあります。
さらに注目すべきは、睡眠時無呼吸症候群との関連性です。睡眠時無呼吸症候群を患っている方は、歯ぎしりや食いしばりを併発することが多く報告されており、お口の健康と全身の健康が密接に関わっていることがわかります。
睡眠中のお口トラブルが起こる主な要因として、まず挙げられるのがストレスと緊張です。日中に受けたストレスは夜間も影響を与え続け、無意識のうちに力が入ってしまいます。本来であればリラックスすべき睡眠時間でも、心身の緊張が解けない状態が続いてしまうのです。
また、睡眠の質の低下も大きな要因となっています。浅い眠りが続いたり、睡眠サイクルが乱れたりすることで、疲労が蓄積されやすい状態になります。質の良い深い睡眠が得られないと、身体の回復機能が十分に働かず、お口の筋肉や関節にも悪影響を及ぼします。
さらに、日常の生活習慣も睡眠中のお口トラブルに深く関わっています。カフェインの過剰摂取は神経を興奮させ、アルコールは一時的に眠気を誘うものの、睡眠の質を低下させてしまいます。また、不規則な生活リズムは体内時計を狂わせ、自然な睡眠パターンを妨げる要因となるのです。
睡眠中のお口トラブルを早期に発見するために、日々の変化に注意を払うことが大切です。朝起きた時の身体の状態は重要な手がかりとなります。顎が疲れていたり痛みを感じたりする場合、睡眠中に無意識に力が入っていた可能性があります。また、歯が浮いたような違和感や、頭痛、首や肩のこりといった症状も、夜間の歯ぎしりや食いしばりのサインかもしれません。歯の痛みや知覚過敏を感じる場合も、歯に過度な力がかかっていることを示している可能性があります。
口の中の変化も見逃せないポイントです。舌や頬の内側に歯型の跡が残っている場合、睡眠中に強く噛み締めていることが考えられます。また、歯の表面が摩耗していたり、詰め物が外れやすくなったりしている場合も要注意です。歯茎の腫れや出血が見られる時は、歯周組織に負担がかかっている証拠となります。これらの症状に心当たりがある方は、睡眠中のお口トラブルの可能性を疑ってみることをお勧めします。
睡眠中のお口トラブルを改善するために、最も効果的な方法の一つがナイトガード(マウスピース)の活用です。ようこう歯科では、患者様一人ひとりの歯型に合わせてオーダーメイドで製作いたします。市販品とは異なり、快適な装着感で睡眠を妨げることなく、歯への負担を大幅に軽減することができます。
睡眠環境の改善も重要なポイントです。寝室の温度と湿度を適切に調整することで(理想的には温度16-19℃、湿度50-60%)、質の良い睡眠を促進できます。遮光カーテンで光をシャットアウトし、静かな環境を作ることも大切です。また、自分の身体に合った快適な寝具を選ぶことで、リラックスした状態で眠りにつくことができます。
就寝前のリラクゼーションタイムを設けることも効果的です。深呼吸や瞑想を5-10分程度行うことで心身の緊張をほぐし、軽いストレッチやヨガで身体をリラックスさせることができます。就寝1時間前の温かいお風呂や、読書、クラシック音楽鑑賞なども、自然な眠りへと導いてくれます。
食生活の見直しも睡眠の質向上に役立ちます。就寝3時間前までに食事を済ませることで、消化活動が睡眠を妨げることを防げます。前述の通りカフェインやアルコールは睡眠の質を低下させるため、特に夕方以降は控えめにすることをお勧めします。マグネシウムを含む食品(アーモンドやほうれん草など)を積極的に摂取することで、筋肉の緊張を和らげる効果も期待できます。
睡眠中のお口トラブルが疑われる症状の中でも、特に早めの受診をお勧めするケースがあります。歯の亀裂や欠損が見つかった場合は、放置すると更なる損傷につながる可能性があるため、迅速な対応が必要です。また、顎関節に異常な音がしたり、口が開けにくくなったりした場合は、顎関節症が進行している恐れがあります。
慢性的な頭痛や肩こりに悩まされている方も注意が必要です。これらの症状は単なる疲労によるものではなく、夜間の歯ぎしりや食いしばりが原因となっている場合があります。家族から歯ぎしりの音を指摘された場合は、既に症状が顕著に現れている状態ですので、早期の診察を受けることをお勧めします。
ようこう歯科では、睡眠中のお口トラブルに対して段階的で包括的なアプローチを行っています。まず、詳細な診査・診断から始まり、口腔内の状態を詳しくチェックし、睡眠時の習癖について丁寧にヒアリングいたします。必要に応じて睡眠外来との連携も行い、より専門的な観点からの治療をご提案いたします。
次に、患者様一人ひとりのライフスタイルに合わせた個別対応の治療計画を立てます。ナイトガードの種類や材質についても、患者様の症状や生活パターンを考慮して最適なものを選択いたします。また、定期的なフォローアップを通じて、治療効果を確認し、必要に応じて調整を行います。
当院では治療だけでなく、予防重視のサポートにも力を入れています。生活習慣の改善に向けた具体的なアドバイスや、ストレス管理のコツをお伝えし、患者様ご自身でできるセルフケアの指導も丁寧に行います。患者様が長期的に健康なお口を維持できるよう、継続的にサポートいたします。
睡眠中のお口トラブルは、放置すると深刻な問題に発展する可能性があります。しかし、適切な対策と専門的なケアにより、確実に改善することができます。
「最近、朝起きた時に顎が痛い」「歯ぎしりを指摘された」という方は、ぜひお早めにご相談ください。ようこう歯科では、患者様一人ひとりの状況を丁寧に確認し、最適な治療方法をご提案いたします。
質の良い睡眠は、お口の健康だけでなく、全身の健康にも直結します。私たちと一緒に、健康で快適な睡眠を取り戻しましょう。
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