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こんにちは。国立市にある歯医者、ようこう歯科です。親知らずやむし歯、歯周病などにより抜歯を受けたことがある方も多いと思います。通常、抜歯後は自然と傷口がふさがり、徐々に痛みも引いていくのが一般的ですが、ごく稀にドライソケットという状態に陥ることがあります。
この記事では、ドライソケットとは何か、なぜ起こるのか、そして予防や対処法について詳しく解説します。
抜歯をした後、歯を抜いた穴には血がたまり、血餅と呼ばれるかさぶたのようなものが形成されます。
この血餅があることで、傷口は保護され、骨や神経が露出せずに済み、治癒が促されます。
ところが、この血餅が何らかの理由で失われてしまうと、肉の形成につながらず、骨がむき出しになってしまい、強い痛みが発生することがあります。
これがドライソケットと呼ばれる状態です。
ドライソケットは、日常のちょっとした習慣や体調の影響によって引き起こされることがあります。
たとえば、うがいを強くしすぎたり、ストローで吸うような動作をしたりすると、血のかたまりが取れてしまい、傷の治りが妨げられることがあります。
また、喫煙の習慣があると血流が悪くなり、自然な治癒がうまく進まなくなる場合もあります。
加えて、体調がすぐれなかったり、免疫力が落ちていたりすると、体が本来持つ治癒力が十分に働かず、ドライソケットのリスクが高まることもあります。
ドライソケットになると、いくつかの特徴的な症状が現れます。
抜歯から2日〜3日ほど経ってから突然痛みが強くなり、ズキズキと激しい痛みを感じるのが一般的です。
鈍い痛みではなく、日常生活にも支障があるほどの鋭い痛みが続くこともあります。
また、傷口に白い骨が見えていたり、口の中から不快なにおいや口臭を感じたりする方もいます。
このような症状に気づいた場合は、できるだけ早く歯科医院を受診し、処置を受けることが大切です。
抜歯した当日は、血餅の形成を妨げないよう注意が必要です。
まず、抜歯後2時間〜3時間はガーゼをしっかりと噛み、出血を止めましょう。
また、強いうがいや飲酒、激しい運動は避けてください。
傷口を頻繁に触る、ストローを使用する、喫煙をするのは避けることが大切です。
喫煙は血流を悪化させ、血餅の形成を妨げるため、ドライソケットの大きなリスクになります。
処置後、やさしくうがいをすることが可能ですが、あくまで軽くすすぐ程度にしましょう。
歯みがきは傷口を避けつつ、清潔を保つよう心がけます。
また、食事は柔らかいものを選び、できるだけ抜歯部位と反対側で咀嚼することも有効です。
歯科医師から処方された抗生剤や痛み止めがあれば、指示通り服用しましょう。
ドライソケットは自然に治るまでに長い時間がかかり、強い痛みが続くため、我慢せず早めに受診してください。
歯科医院では、傷口の洗浄や消毒、場合によっては鎮痛処置や薬の処方を行います。
処置後は痛みが軽減し、治癒もスムーズに進むケースが多く見られます。
市販の痛み止めを飲むだけ、ガーゼで押さえるだけ自己流の処置は避けましょう。
ドライソケットは歯科医師の診断と処置が必要な状態です。
正しい治療を受けることで早期回復の可能性が上がります。
ドライソケットは、抜歯後に起こる可能性がある合併症のひとつです。
血餅が失われて骨が露出することで、強い痛みが起こりますが、正しい予防と早期の対処によって防ぐことができます。
ようこう歯科では、抜歯後のケアについてもしっかりご案内し、安心して治療を受けていただけるよう努めています。
抜歯後に不安な症状がある場合はぜひご相談ください。
ご来院の際、あらかじめご記入いただいた問診票をご持参されますと、スムーズなご案内が可能です。以下のボタンよりPDFファイルをダウンロードしてご記入ください。
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